超ハイテクなチョロQラジコンを手に入れた!
こんばんは🌃
昔のラジコンに夢中になっているトイラジレーシングです😄
この前、チョロQ型ラジコンの「デジQ」を手にいれました!
新品未開封品でしたが、古いラジコンのため、修理が必要な部分があります。
今回は、この修理の様子と合わせて、デジQを紹介していきたいと思います!
↓↓【 2023/12/13追記 故障したので修理しました】↓↓
↓この記事から目次を入れてみました
デジQとは?
デジQは、2001年にコナミとタカラが共同開発した赤外線コントロールのチョロQです。簡単に言えばチョロQラジコンです!
私がこの前紹介していた「Qステア」は2005年に発売されたものなので、Qステアより、4年古いラジコンになります。しかし、2001年製とは思えない技術が使われており、今の時代でも十分通用するレベルのスペックなのです。
そんなデジQのすごい点を簡単にまとめてみました。
・ステアリング機能が無いのに曲がる!
・細かい速度調整が可能!
・コントローラーがホビーラジコンと同じタイプ!
・10分の充電式で15分の走行が可能!
最大の特徴は駆動系で、リア側に左右で独立した駆動モーターがあるところです。このラジコンはステアリング機能はなく、フロントタイヤは首振りしません!
左右のモーター回転数を調整して曲がる仕組みなのです!!
めっちゃすごくないですか😎
私はデジQ以外でこのタイプは見たことありません。
コントローラーは当時(2001年頃)では珍しいホイラータイプです。
トイラジではこのタイプはあまり使われません。
速度や舵角の調整ができる優秀なラジコン(ホビーラジコン系)であれば、このタイプが使われることが多いです。他にもスティックタイプ等もあります。
デジQはモーターの回転数を微調整できるので、速度調整が可能です。だからこそ、ホイラータイプのコントローラーが都合が良かったのかもしれません。
この点はQステアよりも優れています。
しかもデザインもカッコイイです😄
2001年にこのタイプのコントローラーをトイラジに使用したのは本当にすごいです。
本体の充電はコントローラーの裏側にクルマをセットして行います👍
10分で充電が終わるので、すぐに遊べます。
Qステアはボタン電池なので、電池交換が面倒です😥
このような充電式だと助かりますね。
(今度Qステアを充電式に改造しようかな...🤔)
パッケージについて
私が今回手に入れたのは、 カルソニック スカイラインGT-R(R34)です。
デジQのラインナップですが、R34GT-Rやランエボ7、ビートル、MR-Sなどがありました。他にもラリーカーや、レースカーのカラーリング仕様もありましたが、Qステアと比べると、ラインナップは少ない印象です。
パッケージには「玩具の領域を越えた技術を搭載!」と記載されています。
説明書には「低速テクニカルコースから高速コースまで自由自在にこなせるすごいクルマなのです」と記載されており、やたらとすごさをアピールしています😁
これはカルソニックの限定モデルのようです。
通常のデジQとはパッケージの絵が違うと思います。
最大の特徴は賢いドライブ性能と記載されています。
たしかに賢いです😁
ちなみに、私が今回入手したデジQは、標準的なシャーシになります。
デジQの他に「デジQR」というハイスペックなシャーシも存在しており、LEDライトが光ったり、ステアリング機能が付いたモデルもありました。
不良箇所について
さて、簡単に紹介してきましたが、デジQは21年前のラジコンなので、バッテリーは寿命がきています。
ラジコンに詳しい人は、動かないことが予想できると思います。
一応確認のため、新品の乾電池をコントローラーに入れて本体を充電してみましたが...
案の定、充電できませんでした😥
ラジコンに詳しくない人からみれば、壊れている不良品です。
おそらく、捨てられてしまいます…
しかし、ラジコン好きの私は、ここで捨てる訳にはいきません。
ダメなのはバッテリーだけであって、モーターや基盤は問題ないのです。
バッテリーを交換すれば復活します!
実車のクルマで例えるなら、ガス欠になって動かなくなっている状態でしょうか?
ここで捨てるのは非常にもったいないです!!
中には電池の腐食が広がって基盤にダメージを与えている場合があるようですが、未使用品であれば、ほとんど問題はないようです。なので私は未使用品を購入しました。
早速修理をしていきます。
修理開始!
バッテリーの準備
デジQに使用されているバッテリーはニッケル水素電池です。ニッケル水素電池は、充電式の電池でよく使用されるタイプで、珍しくはありません。デジQと同じサイズのバッテリーを使用すれば、問題ないと思います。
ですが、身近なお店には売っていないので、通販などで購入するのがベストだと思います。
↓私はこちらのお店で購入をしました。
商品の説明には、デジQに使用する場合の注意点などが記載されていました。
まるでデジQのために売っているような商品ですね😁
私は予備として、3つ購入しました😄
本体の分解
次にボディの取り外しです。
裏側のネジを1本外し、リア側のツメをマイナスドライバーを使って外すと、こんな感じの状態になります。
Qステアの基盤と比べると、メカメカしい印象です。
私はデジQの方がカッコイイと思います👍
緑色の2MR80AAAと書いてある部品がバッテリーになります。
これを交換すれば良いのですが、ホビーラジコンとは違い、簡単には取り外しができません。
周辺の部品を一つずつ外していきます。
フロントタイヤはシャーシに乗せているだけな感じなので、超簡単に外れます。
次に基盤の取り外しです。
一番上側に黒い部品がありますが、この部品の下にネジがあるので、これの角度を変えてあげる必要があります。
ちなみに、この黒の部品は赤外線を受信するものです。
こんな感じにします。
角度を変えると、ネジが見えるので、これを外します。
ネジの台座となっている部品も一緒に外れるようになります。
外しました。
結構長いネジで驚きました😅
これで基盤が動かせるようになります。この状態になればバッテリーは簡単に外れます。
バッテリーは両面テープで固定されているので、マイナスドライバーでこじると外せるようになります。
バッテリー取外し
外れました。
しかし、バッテリーに接続されていた赤い配線も一緒に外れてしまいました。
どうやらバッテリー周辺の配線系も劣化しているようです🤔
配線は流用する予定でしたが、交換した方が良さそうです。
黒い配線も外します。
バッテリーを完全に外しました。
あとはバッテリーを新しい物に交換し、同じ場所に配線を繋ぎ直せば完了です。
黒い配線は基盤の裏側、赤い配線は基盤側面の抵抗器に接続します。
しかし、抵抗器は透明なチューブのようなものに覆われています。このままでは配線が接続できません。
カッターで切り込みを入れ、取り外しました👍
このチューブ、経年劣化していて簡単に外れませんでした...
これでハンダ付けができます。
新バッテリー導入
通販で購入したバッテリーを準備します(ピンボケすみません)
サイズは両方全く同じです。
ですが、配線のレイアウトはちょっと違うようです。
試しにバッテリーを入れてみました。
サイズはピッタリでしたが、バッテリー左側から配線が出ている箇所の緑色のビニールがフロントタイヤに干渉するようです。なので、カッターでカットしておきます。
切りました。
これでフロントタイヤに干渉しなくなりました👍
黒と赤の配線は長すぎるので、ニッパーで適度な長さに切っておきます。
バッテリーの加工はこれだけです。
とても簡単ですね😄
残る作業はハンダ付けです!
早速、新しいバッテリーを接続しようと思っていたら、この抵抗器、全くハンダがつきませんでした😥
なぜでしょうか、ハンダこてを当てても溶けてくれないのです。
ハンダ表面が酸化しているのか、何が違う物質が乗っているのか分かりませんでしたが、とりあえず、ハンダの表面をカッターやニッパーで削ってみました。
すると、効果があったのか、ハンダが乗るようになりました。
ちなみに黒い配線側も同じ症状だったので、ハンダ表面をカッターで削るようにして、対処しました👍
バッテリー交換完了
バッテリーの配線を繋ぎました👍
これでメインの作業は完了です。ちょっと配線が長すぎたと思いますが、今回はこのままでいきます。
後は先ほどの分解作業を逆から同じようにするだけです。
ボディを装着しました!
Qステアよりもボディの取り付けが難しいように感じます。赤外線受信の部品が外側に出ているからでしょうか?私はボディ装着に時間が掛かりました...
では、デジQが充電できるかチェックしていきます!
充電のチェック
順番的にはコントローラーの電源を先に入れ、次にデジQをセットします。
バッテリー交換前は、セットをしても充電ランプは全く光りませんでしたが、今回はどうか?
…
頼む…光ってくれ…
…
光りました!
充電できている証拠です😄
説明書によると充電時間は10分で、充電が終わると緑色のライトが光るようです。
ちょっと終わるまで待ちます...
12分くらいで緑色のライトが点灯しました!
ここまではイメージ通りです!
あとはちゃんと走ってくれれば良いのですが、どうか?
動作の確認
本体とコントローラーの電源をONにして走るのかチェックします。
…
あれ?動かない?
...
動きました!!
感動です🤣
ちゃんと直ってくれました!
めっちゃ元気に走ります!
しかも超速いです!びっくりしました😅
速度調整も細かくできるので、気に入りました!
Qステアよりも優れている点が多いです。
2001年にこのラジコンがあったのは凄いですね...
最近の2.4GHzのラジコンと比べると、ちょっとレスポンスが悪いですが、慣れれば問題ないです。
今度また機会があったら、もう1台デジQを買って復活させたいと思います!
まとめ
今回、私はチョロQラジコンのデジQを手に入れ、壊れているバッテリーの交換をしました。
結果は大成功で、20年間、一度も箱から出ずに眠っていたデジQを復活させることができました!
ちゃんと直すことができたので、自分に自信をつけることができました。
元気よく走るデジQを見ていたら、なんだか「直してくれてありがとう」と言っているように見えました。(まるで喜びの舞のようでした)
デジQは、想像していた以上に完成度の高いラジコンでした。今回の作業で新品のバッテリーになりましたが、長期間充電をしなかったりすると、またバッテリーが壊れてしまいますので、頻繁にメンテナンス(充電や動作チェック)をしていこうと思います👍
かなり長くなりましたが、デジQの修理については以上になります。
デジQのバッテリー交換を検討している方がいましたら、是非参考にしてください😄
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
それでは